
シニア2025年5月20日
60代からの園芸が脳と身体に与える効果
定年後に趣味として園芸を始める高齢者が増えています。それには医学的な根拠があります。園芸は認知症予防、運動不足解消、ストレス軽減など、多くの健康効果が期待できる総合的な活動です。
認知症予防に効果的
園芸には計画性(何を植えるか)、実行(種まき・水やり)、観察(成長の確認)という一連の認知活動が含まれます。東京大学の研究によると、週に3時間以上園芸に従事する高齢者は、そうでないグループに比べ認知機能の低下が34%抑えられました。特に、植物の名前を覚えたり、育成記録をつけたりする活動は記憶力の維持に効果的です。
適度な運動効果
園芸は思ったよりも運動になります。掘り起こし、草むしり、水やり、剪定など、1時間の園芸は約200-300kcalの消費に相当します。座り仕事が多い方にとって、軽い有酸素運動と筋力トレーニングの両方の効果があります。腰に負担の少ない作業台や長柄工具を使えば、無理なく続けられます。
ストレス軽減と心の安らぎ
植物と触れ合うことで、副交感神経が優位になり、心拍数や血圧が下がることが知られています。「注意回復理論」では、緑を見るだけで精神的疲労が回復するとされています。毎日の水やりや観察が、マインドフルネスと同じようなリラックス効果をもたらします。
プロのポイント
- ★無理せず小規模から始める
- ★腰に優しい作業台を活用する
- ★日陰での作業は帽子と水分補給を

